睡眠不足が引きこもりを引き起こす!?

日本人のほとんどが睡眠不足と言われている現代社会。そんな日本に悲報!!
睡眠不足が引きこもりに結びつく研究がカルフォルニア大学で行われている。

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世界的に見て日本人の睡眠時間は少ないです。そして、若者の引きこもりや精神疾患が注目されがちな社会です。
そんな中、睡眠と引きこもりには関係があると示唆されたのです!

 

カルフォルニア大学バークレー校で睡眠不足は孤独感を生むのか?という研究が行われました。
 
研究チームは18人の被験者に対して一晩睡眠を断たせ、心理テストによって社交性を調べました。
なんとこのテストで睡眠不足の被験者は人々を避ける傾向を示したのです!
(具体的には他人との物理的距離が遠いなど。)しかも原因は他人の接近を警告する脳領域が敏感になったためとわかりました。
  
また、孤独感を客観的に調べるために実験背景を知らない約1000人に被験者のビデオ映像を見せました。
 
すると睡眠不足の人は、そうでない人よりも著しく孤独であると判断し、社交的な行動が欠けていると評価したのです。
  
さらに驚くことに、ビデオ映像を見た後に視聴者の孤独感も増したと評価したんです!

 

つまり、睡眠不足は他者との社会的距離感をより多く取るように行動し、その人に接触した人をも孤独感にさせる実験結果が得られたのです!

 

この結果に年齢差や性差があるのか、長期的な効果を調べる必要はあると思いますが、睡眠と孤独感に一定の関係がある可能性が示されつつあります。
 

社会経済的地位、雇用状況、年齢、性別など、社会的行動や孤独に影響を及ぼす要因は多く知られています。そのため、睡眠不足を解消することで孤独感が完全になくなることはないと思います。

 

ですが、孤独感のある人は多くの疾患を引き起こし、死亡リスクが著しく増加することが知られています。

 

少なくとも睡眠をしっかり取ることでいくらか孤独感は解消すると思います。孤立感を感じるのら、まず睡眠を見直しましょう!